カルロス・ゴーンはなぜ捕まらない?レバノン逃亡の真相と現在の豪邸生活
逃亡先となったレバノンで、ゴーン被告は一体どのような日々を過ごしているのでしょうか。生活の拠点は、ベイルート屈指の高級住宅街アシュラフィーエ地区にある推定数十億円とも言われる豪邸です。この邸宅はもともと日産子会社が購入・改装した物件であり、所有権をめぐる法的な立ち退き要請も起きていますが、被告側が占有を続けています。
レバノン国内において、ゴーン被告は一定の自由を享受しています。現地大学のビジネススクールで経営指導を行ったり、地元のスタートアップ企業やワイン農園の支援に関わったりと、実業家としての活動をアピールしています。書籍の出版や海外メディアのインタビュー、自身のドキュメンタリー番組への出演など、情報発信も精力的に行っています。
しかし、その実態は「国境を出られない金色の鳥籠」です。一歩でもレバノンの国境を一歩外へ出れば、近隣諸国を含めて即座に拘束され、日本やフランスへ身柄引き渡しが行われるリスクが極めて高い状態です。通貨危機や政情不安が深刻化するレバノン国内に事実上閉じ込められており、国際的な経営者として世界を飛び回っていた過去の生活とは決定的に異なる制約を強いられています。