ダイエットで顔が変わる境界線とは?老け見えを防ぐ輪郭の科学

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InstagramやYouTubeをスクロールすれば、鋭利なまでに尖った顎先と平坦な頬骨下部を持つインフルエンサーの姿が日常的に目に飛び込んでくる。スマートフォンの画面が作り出す極端な小顔ブームは、過剰な痩身願望を加速させている。

その潮流の中で注目を集めてきたのが、頬の深部にある脂肪の塊であるバッカルファットの外科的除去だ。若い時期にこれを取り除くと、一時的にモデルのような引き締まった陰影が生まれる。だが、日本美容外科学会をはじめとする専門医の間では、将来的なコケやたるみのリスクを慎重に見極めるべきだという議論が根強い。バッカルファットは中高年以降の頬を支えるクッションの役割も担っているため、安易な切除は将来の不可逆的なフェイシャルエイジングを招く恐れがある。

メスを使わない美容医療の選択肢が広がる一方で、基礎的な生活習慣を置き去りにした輪郭形成には限界がある。機器による照射や注入治療に頼る前に、自らの代謝と組織を健全に保つアプローチこそが輪郭美の土台となる。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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