イラストの顔のバランスが崩れる原因とは?黄金比と歪み修正の極意
ネット上のメイキング動画やSNSでは、「一発描きで完璧な美少女を描く神技」や「3Dモデルを使うのはズルである」といった極端な言説が散見されます。しかし、これらの言説には多くの誤解が含まれています。
第一に、「プロはアタリを取らずに描いている」という誤解です。メイキング動画等でサラサラと一発描きしているように見えるプロも、頭部骨格の3Dパースペクティブを脳内に強固に構築した上で描いており、脳内で見えないアタリを引いているに過ぎません。基礎が固まっていない初心者がこれを真似てアタリを省略することは、設計図なしで家を建てるようなものです。
第二に、「3D素体やグリッド補助線を使うとデッサン力が落ちる」という言説です。実際には全く逆であり、正確なパースや骨格比率のガイドをトレース・比較することで、脳に正しい立体感覚と比率が刷り込まれます。イラスト 初心者 顔 練習法としては、正確なガイドを積極的に参照し、自らの手でアタリを起こして答え合わせをするフィードバックループこそが、最短で感覚を研ぎ澄ますトレーニングとなります。
【プロの結論】顔のデッサン上達に向いている人・練習法を見直すべき人の判断基準
自身の現在の練習法が効果的であるかを判断するために、以下の基準をチェックしてください。
▼ 今の練習法を継続して伸ばすべき人(向いている状態)
・ラフの段階で必ず頭部の球体と十字アタリを引き、全体の比率を確認している
・描画中にこまめに左右反転を行い、左右非対称の歪みを初期段階で修正している
・苦手な角度(アオリ・フカン・横顔)から逃げず、骨格の断面図を意識して描いている
▼ 直ちに練習アプローチを見直すべき人(注意が必要な状態)
・目や髪の毛のハイライトなど細部のディテールから描き始めている
・「自分の絵柄だから」と歪みを放置し、左右反転チェックを避けている
・正面顔ばかりを練習し、立体的なアタリの立体感を把握できていない