大蔵省解体の引き金となった接待汚職!狂乱と破滅の知られざる真相
スキャンダルの代償は極めて重かった。当時の大蔵大臣であった三塚博は引責辞任に追い込まれ、逮捕者や自殺者まで出す大惨事へと発展した。国民の怒りは沸点に達し、戦前から「最強の官庁」と謳われた大蔵省の解体論が一気に加速することになる。
結果として、財政と金融の分離というドラスティックな組織改編が断行された。1998年の日本銀行法改正による日本銀行の独立性強化、そして2000年の金融庁新設へとつながる一連の改革は、まさにこの政治スキャンダルが生んだ副産物である。一つの風俗接待を暴いた事件が、国家の権力構造そのものを不可逆的に塗り替えたのだ。