世界を虜にする毒と癒やし!キモかわいいキャラクターヒットの裏側
そもそも、この独自の美意識の起源を辿ると、イラストレーターでありコラムニストのみうらじゅん氏が提唱した概念に行き着く。90年代から00年代にかけて、彼は世間が見過ごしがちな「違和感」や「妙な味」を持つものに光を当て、日本独自の観点として定義づけた。
元々はマニアックなサブカルチャーの文脈で愛されていたこの「キモかわいい」という感覚は、時を経てポップカルチャーの真ん中へと侵食していく。単なる異物排除ではなく、一見すると異形に見える対象に対して「愛おしさ」や「哀愁」を見出す日本独自の感性が、インターネットの普及とともに加速。海外のカルチャーシーンにも多大な影響を与える巨大な文脈へと成長したのである。