公明党と創価学会が迎える転換点:政教分離と連立政権の深層
衆参両院の国政選挙において、公明党の絶対的な集票力とされる「700万票〜800万票の壁」は崩れつつある。高齢化に伴うF票(友人・知人への働きかけによる票)の減退や、無党派層の投票行動の変化が、公明党の選挙マシーンとしての精度を確実に低下させている。かつて一糸乱れぬ運動を展開した地方組織においても、若手層の活動離れが深刻な影を落としている。
この危機感を受け、党本部はSNSを駆使した空中戦へのシフトや、デジタルネイティブ世代を狙った政策発信を強化している。しかし、草の根の地道な訪問対話を中心としてきた従来のドブ板選挙戦略と、デジタル時代の広報手法との融合は容易ではない。選挙戦のたびに指摘される「創価学会の選挙離れ」という現実に対し、どのような実効性ある打ち手を打ち出せるかが、今後の生存戦略を大きく左右する。