美輪明宏の戸籍上の性別と生き様|三島由紀夫が愛した美学の全貌
彼のアーティストとしての真の原点は、伝説のシャンソン喫茶「銀巴里」のステージにある。流麗なフランスのシャンソンを独自の日本語詞で歌い上げ、観客を魅了した。とりわけ自作自演の『ヨイトマケの唄』は、貧しい中で子供を育てる働く母親への敬意と愛を歌い上げた名曲であり、当時の歌謡界に激震を与えた。
過激な歌詞であるとして一時期放送自粛の憂き目にも遭ったが、歌に込められた本質的な尊厳は決して消えなかった。長年にわたり日本の音楽文化に寄与してきた功績は極めて大きく、日本歌手協会においても唯一無二の重鎮として一目置かれる存在であり続けている。彼の歌声は、時代を超えて人々の魂を揺さぶり続けているのだ。