野球の延長は何回まで?プロ・甲子園・Mlb最新ルールと歴代記録を解説
海外のプロリーグや国際大会に目を向けると、日本以上にスピード決着を重視したシステムが標準化されています。
世界最高峰のMLBで採用されているメジャーリーグタイブレークルールは、レギュラーシーズンにおいて延長10回から「無死二塁(いわゆるゴーストランナー制)」でスタートする方式です。二塁走者には先頭打者の直前の打者が入り、わずか1本の長打や進塁打+犠牲フライで1点が入る緊迫した状況を作り出します。これにより、過密な162試合を戦うメジャーリーガーの身体的負担と、深夜に及ぶ長時間試合が劇的に削減されました。なお、MLBのポストシーズン(プレーオフ)ではこのゴーストランナー制は適用されず、完全決着がつくまで通常の延長戦が行われます。
また、代表チーム同士が激突するWBC延長戦タイブレークでも、延長10回から無死二塁で開始されるルールが定着しています。厳格な球数制限(球数による登板間隔の縛り)が存在する国際大会において、タイブレークでの1点の重みはペナントレース以上であり、緻密なスモールベースボールと強打のぶつかり合いが見どころです。
なお、国内のアマチュア頂点である社会人野球延長ルール(都市対抗野球や日本選手権)でも、原則として延長10回からタイブレークが適用されるなど、今や野球界全体において「延長戦=タイブレークでの早期決着」がグローバルスタンダードとなっています。