森英恵ブランドの現在と評判|蝶が舞う軌跡と2026年最新動向
世界のモード界を牽引したハナエモリですが、その経営の道のりは平坦ではありませんでした。バブル崩壊後のアパレル不況やグローバル市場の競争激化、過剰な不動産投資などが重なり、2002年6月に運営会社であった株式会社ハナエ・モリは民事再生法の適用を申請することとなります。日本を代表するメゾンの破綻は、当時の経済界・ファッション界に大きな衝撃を与えました。
この危機に救済の手を差し伸べたのが、ユニクロを展開するファーストリテイリングと三井物産でした。ファーストリテイリングが過半数を出資して設立された新会社に事業が譲渡され、創業者である森英恵氏がデザインに専念できる環境を整えつつ、抜本的な事業再生がスタート。その後、2004年のパリ・オートクチュールコレクションをもって森氏自身はコレクション活動から引退し、ブランドは段階的にライセンス事業を中心とした安定運営へとシフトしていきました。