中世の闇か、それとも精巧なガラクタか?東京の拷問器具展で物議を醸す「苦悩の梨」の真実
では、この奇妙な金属製品の正体は何だったのか。一説には、内科的な手術や喉の検査で口を開かせておくための「開口器」だったのではないかと言われている。また、別の専門家は、美術品や貴重品を保管する箱の「特殊な鍵」や、泥棒除けのトラップだった可能性を指摘する。鍵穴に差し込んで回すと内部で爪が広がり、正しい手順を踏まないと抜けない仕組みだ。それがいつの間にか、猟奇的な拷問の道具としてストーリーを盛られ、現代に伝わってしまったのだから歴史の皮肉としか言いようがない。