富山・ますのすしミュージアム徹底解剖!見どころ・体験・限定グルメ
今日でこそ全国的な知名度を誇る「ますのすし」ですが、その起源は江戸時代中期、享保年間(1717年頃)に遡ります。富山藩の料理人・吉村新助が神通川を遡上する鮎を使った鮎寿司を考案し、三代藩主・前田利興が徳川八代将軍・吉宗に献上したのが始まりと伝えられています。のちに主原料がサクラマスへと移り変わり、越中米の美味さと相まって富山を代表する名物へと発展しました。
この伝統料理を近代的な駅弁として世に送り出したのが、1912年(明治45年)に創業した株式会社 源です。長距離列車での保存に耐えうるよう木樽と竹皮、ゴム紐を用いた独自のパッケージングを確立し、日本屈指のロングセラー駅弁としての地位を築き上げました。ミュージアムの展示からは、一世紀以上にわたり伝統の味を守りつつ、時代のニーズに合わせて進化を続けてきた老舗の誇りと情熱が鮮明に伝わってきます。