没後6年、三鷹の大邸宅が物語る喜劇王の光と影――志村けんさんの遺産はどこへ向かうのか
志村さんの突然の他界により、直系尊属や配偶者がいない中での遺産相続は難航を極めた。実兄である遺族らが手続きを引き継いだものの、数億円規模と目される莫大な相続税の納付や、広大な邸宅の維持費は大きな負担となってのしかかった。
ガレージに眠っていた高級外車、膨大な数の舞台衣装、特注のインテリアや酒のコレクション。単なる財産評価にとどまらず、志村さんの足跡そのものである遺品をどのように整理し、未来へ残すべきかという葛藤は、遺族にとって想像を絶する重圧だったはずだ。