世界最大の蜘蛛ルブロンオオツチグモの正体|鳥を捕食する真実と毒性
「これほど恐ろしい蜘蛛が日本の自然界にも潜んでいるのではないか」という疑問を抱く方も少なくありません。結論から言えば、世界最大の蜘蛛は日本に野生下では一切生息していません。日本の気候、特に冬期の寒冷な環境では熱帯性のルブロンオオツチグモは屋外で越冬できないためです。
しかし、日本国内にも初めて目にした人が悲鳴を上げるような巨大な蜘蛛が存在します。その代表格が、南西諸島に生息する「オオジョロウグモ」と、全国の家屋に生息する「アシダカグモ」です。
日本最大の蜘蛛オオジョロウグモは、網を張るクモ(造網性)としては国内最大であり、黄色と黒の鮮烈なストライプ模様が特徴です。ときに網にかかったツバメやメジロを捕食する姿が目撃されニュースになることがありますが、性質はおとなしく人間を自発的に襲うことはありません。
一方、身近な住居に突如として現れるアシダカグモの生態と大きさも、ネット上で頻繁にパニックを引き起こします。大人のCDジャケット大の蜘蛛が壁を猛スピードで走る姿は恐怖そのものですが、彼らは毒性を持たず、ゴキブリなどを徹底的に捕食して家からいなくなると去っていく「天敵の掃除屋」です。世界最大種と比較すれば、日本の大型蜘蛛たちはいずれも人間にとって遥かに無害であり、自然の調律役として機能しています。