新型センチュリーの値段は2500万から?乗り出し価格と審査の実態
「3,000万円を用意できれば誰でも買えるのか」という疑問に対し、現場の答えは明確に「否」です。新型センチュリーの購入プロセスには、一般的な乗用車とはまったく異なる厳格なスクリーニングが存在します。
販売窓口は、全国のトヨタ車両販売店の中でも選び抜かれた専門スタッフ「センチュリーマイスター」が在籍する店舗に限定されています。購入希望者はまずこのマイスターと対面し、購入目的、過去の車両保有履歴、車庫の保管環境、そして企業の信用情報などを詳細にヒアリングされます。
年収や資産の目安として、販売関係者の証言では以下のような基準が実質的なボーダーラインとされています。
- 法人名義の場合:原則として黒字経営を維持している上場企業、または資本金数千万円以上の優良中堅企業。役員送迎用としての社用車需要が多く、反社会的勢力との関係遮断はもちろん、企業の社会的信用の審査が行われます。
- 個人名義の場合:個人年収3,000万〜5,000万円以上、金融資産および不動産資産で数億円規模を保有していることが目安。代々の名家、医師、著名創業者などが中心となります。
加えて、昨今の高級車市場で問題視される「転売目的の購入」を徹底的に排除するため、購入時には一定期間の名義変更や輸出を行わない誓約書の締結が求められます。過去にトヨタやレクサスのフラッグシップモデルを複数台乗り継いできた実績や、ディーラーとの強固な信頼関係がなければ、新規顧客が初見でオーダー枠を獲得することは事実上困難です。