好き」だけじゃ無理?2026年に激変するアニマルケア専門学校の過酷な真相
愛玩動物看護師法が施行され、国家資格としての認知がすっかり定着した2026年。各校のパンフレットには「国家試験合格率98%」「就職率100%」といった華々しい数字が踊る。だが、その裏側にある数字から目を逸らすわけにはいかない。卒業後3年以内の離職率だ。
業務独占・名称独占の領域が広がったことで、採血や投薬、カテーテル管理など、看護スタッフの権限と責任は劇的に重くなった。結果として何が起きたか。初任給こそ月額22万〜25万円程度まで底上げされたものの、現場のプレッシャーに耐えかねて白衣を脱ぐ新卒者が後を絶たない。「採血一本のミスが飼い主からの訴訟リスクに直結する時代です」と語る卒業生(23)は、新卒入社した二次診療施設を1年足らずで退職した。学校側が教えるべきは、試験対策の暗記法だけではない。医療ミスへの恐怖心とどう折り合いをつけるかという、メンタルヘルスの防衛術なのだ。