法面とは?読み方や切土・盛土の違いから工事の種類まで徹底解説
法面を理解する上で避けて通れないのが「切土(きりど)」と「盛土(もりど)」の違いです。道路工事や宅地開発では、土地の高さを均一にするためにこの2つの手法が組み合わされます。
切土は、もともとあった山や高い地盤を削り取って平坦面を作る手法です。元の地盤(地山)を削るため比較的強固ですが、掘削によって地下水が湧き出たり風化が進みやすくなったりする側面を持ちます。一方の盛土は、低い場所に土を搬入して高く盛り上げる手法です。人工的に締め固めた土で構成されるため、適切な転圧や排水処理を行わないと切土に比べて地盤沈下や崩壊のリスクが高くなります。
また、法面の形状や位置を示す土木用語として、以下の部位名称が頻繁に使われます。
・法肩(のりかた):法面の最上部、すなわち平坦な上部地盤と斜面が交わるエッジ部分。
・法尻(のりじり):法面の最下部、平坦な下部地盤と斜面が交差する接地点。
・小段(こだん):高い法面の途中に設けられる幅1〜2メートル程度の水平なステップ。雨水の勢いを弱め、点検用通路としても機能します。