4桁暗証番号は何通り?1万通りの計算と破られやすい危険な数字の真相

4桁暗証番号は何通り?1万通りの計算と破られやすい危険な数字の真相について押さえておきたい 事実を分かりやすく解説いたします。

警察庁が公表する特殊詐欺や窃盗被害の統計、さらにはSNSやコミュニティサイトに投稿された被害者の告白を精査すると、暗証番号の特定によって預金を引き出された事案の大部分に共通する要因が存在します。それは「財布ごと盗まれ、運転免許証や健康保険証から誕生日を特定された」という典型的なパターンです。

大手金融機関の窓口対応にあたる行員や防犯捜査に携わる関係者の証言によると、「自分や家族の生年月日は絶対に他人に言っていないから安心だと思っていた」と涙ながらに語る被害者が後を絶ちません。しかし、空き巣やすり、置き引き犯がキャッシュカードを入手した際、真っ先に行うのは財布内に残された身分証の確認です。月日の4桁(例:8月15日生まれなら「0815」)や、西暦年の4桁(「1988」など)は、犯人にとって「ノーリスクで試せる第1候補」に化けてしまいます。

「覚えやすさ」を優先して親族の誕生日や車のナンバー、自宅の番地、電話番号の下4桁を暗証番号に充てる行為は、鍵の番号を玄関ドアの表札に油性ペンで書き記しているのと何ら変わりません。持ち主の身元が割れた瞬間に、1万通りの強固なはずだったセキュリティは、わずか数通りの簡単なパズルへと瓦解します。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。