名作『アレクサンダとぜんまいねずみ』結末の真相と心揺さぶる主題解説
『スイミー』や『フレデリック』などの代表作で知られるレオ・レオニが1969年に発表した『アレクサンダとぜんまいねずみ(原題:Alexander and the Wind-Up Mouse)』は、コルデコット賞オナーブックにも選出された世界的名作です。日本では1975年に出版されて以来、谷川俊太郎 訳によるリズミカルで研ぎ澄まされた日本語表現とともに親しまれてきました。
レオ・レオニ作品の大きな特徴は、コラージュ(切り絵・ちぎり絵)を巧みに用いた温かみのある色彩と、シンプルながら人間の本質を鋭く突くテーマ性にあります。特に小学校2年生の国語教科書(光村図書など)に長年掲載されていることから、世代を超えて日本人にとって最も馴染み深い絵本のひとつとなっています。