焦げ臭い・生ゴミ臭はなぜ?異臭症の治し方と回復への処方箋【26年】
近年、国際的な嗅覚医学会で標準的リハビリとして推奨されているのが嗅覚刺激療法(嗅覚トレーニング)です。ドイツのドレスデン大学で考案された手法であり、薬品を使わずに自宅で安全に取り組めるセルフケアの決定版として定着しています。
用意するものは、純度の高い4系統のエッセンシャルオイル(精油)です。
- フローラル系:ローズ(バラの香り)
- フルーティー系:レモン(柑橘の香り)
- ウッディー・ハーバル系:ユーカリ(爽快感のあるハーブの香り)
- スパイシー系:クローブ(丁子のスパイシーな香り)
嗅覚刺激療法の具体的なやり方は極めてシンプルです。小瓶のフタを開け、鼻から数センチ離した位置で自然に深呼吸しながら、1つの香りを15〜20秒間嗅ぎます。これを4種類順番に行い、1セットとします。
実践時の最大の秘訣は、「ただ嗅ぐ」のではなく「その香りの情景や過去の記憶を頭の中で鮮明にイメージしながら嗅ぐ」という点です。脳と鼻の神経ネットワークに意図的な負荷をかけることで、混線した神経回路の再プログラミング(可塑性の促進)を促します。1日朝晩の2回、最低でも3〜6か月間コツコツ継続することが改善の分岐点となります。