潰瘍性大腸炎で障害者手帳は取れる?認定条件の真相と損しない申請法
Q1:大腸を全摘して人工肛門を作っていない(Jパウチ吻合など)場合、手帳は取れますか?
A1:原則として取得できません。大腸全摘後に小腸で便をためる袋(Jパウチ)を作り、肛門と吻合する手術を受けた場合、一時的にストマを作っても最終的に閉鎖して自然肛門から排便する状態になれば、身体障害者手帳の基準である「直腸機能障害」には該当しないと判断されます。術後に激しい頻便やパウチ炎が残る場合でも、手帳の認定を受けるのは法的に極めて困難です。
Q2:指定難病受給者証を持っていると、就職活動で不利になりますか?
A2:不利になる法的な理由はなく、そもそも応募先に受給者証の所持を開示する義務はありません。ただし、健康診断書の提出や入社後の通院調整が必要な場合は、入社前後に適切な形で伝えておく方が無難です。受給者証を持っていること自体は、医療費助成を受けている証明に過ぎず、雇用主側に法的なペナルティや手続き負担が発生するものではありません。
Q3:潰瘍性大腸炎に伴ううつ病を発症した場合、手帳の取得は可能ですか?
A3:可能です。身体障害者手帳ではなく、「精神障害者保健福祉手帳」の申請対象となります。潰瘍性大腸炎の長期化や激しい痛み、生活制限によるストレスから重度のうつ病や適応障害を併発し、精神科での初診から6カ月以上が経過している場合、精神科主治医の診断書によって手帳が交付されるケースがあります。この手帳でも税金控除や障害者雇用枠への応募が可能です。