エアコンの冷房が効かない?故障と決める前の原因特定と解決手順
冷房が効かないとき、エアコン本体のランプが点滅している場合は、マイコンが異常箇所を検知して停止している証拠です。多くのメーカーでは、リモコンを操作することで自己診断エラーコードを画面に呼び出す機能が備わっています。
国内空調トップシェアを誇るダイキンエアコン冷えない対処法として有名なのが、リモコンによるエラーコード確認です。ダイキンの標準リモコンでは、「取消」ボタンを約5秒間長押しすると、温度表示部に「00」という英数字が表示されます。その後、リモコンを室内機に向けながら「取消」ボタンを1回ずつ押していくと、コードが順次切り替わり、室内機から「ピッ」と音が鳴り続けます。該当する不具合箇所のコードに到達した瞬間、「ピーッ」という連続音が鳴り響き、その画面に表示されたコードが故障原因を示します。
主要空調メーカーにおける代表的なエラーコードと想定される症状を整理しました。
- ダイキン(DAIKIN):
- U4:室内機と室外機間の通信異常。落雷や配線断線、基板不良の可能性。
- A6:室内機のファンモーター異常。ファンのロックやホコリの過度な巻き込み。
- L5:室外機のインバーター圧縮機過電流。コンプレッサーの過負荷や焼き付き。
- U0:冷媒ガス不足。ガス漏れにより所定の冷却能力が得られていないサイン。
- パナソニック(Panasonic):
- H11:室内外機の通信異常(最も多いエラーの一つ)。
- F11:冷暖房切換弁の作動異常。
- F91:冷凍サイクル(冷媒配管)のガス漏れ異常。
- 三菱電機(霧ヶ峰):
- リモコンの「自己診断」や基板LEDの点滅回数で判別。
- 運転ランプ点滅(2回点滅):室外機基板やパワートランジスタの異常。
- 点滅(5回点滅):室外熱交サーミスタ(温度センサー)の断線または短絡。
- 日立(白くまくん):
- タイマーランプ点滅回数で特定。
- 点滅4回:室外機の過電流遮断(コンプレッサー起動不良)。
- 点滅12回:室外ファンの回転異常。
修理受付窓口へ電話をする際、単に「冷えなくなった」と伝えるのではなく、「ダイキンのU0が出ている」「パナソニックのF91が表示されている」と伝えるだけで、サービスマンは必要な冷媒ガスボンベや検知器を初めから車載して訪問できるため、修理までの日数と往復の手間を劇的に短縮できます。