いかのおすしとは?2026年版「一人前」の意味と実践的防犯対策
防犯標語「いかのおすし」の誕生は2004年に遡ります。当時、全国的に相次いだ小学生の連れ去り事件や登下校時の凶悪犯罪を受け、警視庁少年育成課と東京都教育委員会が児童向けにわかりやすく行動基準を伝えられる合言葉として考案しました。
全国の教育委員会や警察本部へと瞬く間に普及したこの言葉は、頭文字をとった5つの行動指針で構成されています。
- 「いか」= 行かない:知らない人について「いか」ない。親切そうに見える相手や、助けを求めてくる大人であっても、保護者の許可なく同行しない。
- 「の」= 乗らない:見知らぬ人の車に「の」らない。「道を教えてほしい」「お母さんが病院に運ばれた」などの誘導に乗車しない。
- 「お」= 大声を出す:連れ去られそうになったら「お」おごえを出す。大声が出せない場合は防犯ブザーを鳴らし、周囲に異常を知らせる。
- 「す」= すぐ逃げる:危険を感じたら、ランドセルなどの重い荷物を捨ててでも「す」ぐに走って逃げる。
- 「し」= 知らせる:近くの大人や「こども110番の家」、交番に駆け込み、何があったかを「し」らせる。
愛嬌のあるお寿司のキャラクターを描いた「いかのおすしポスターイラスト」は、視覚的にも児童の記憶に定着しやすく、日本全国の校舎や児童館に配備されました。しかし、制定から年月が経過したことで「標語はスラスラ言えるが、いざという時に身体が動かない」という新たな課題が現場で浮き彫りになっています。