ブリーチなしグレージュの透明感は本当?黒髪から失敗しない頼み方と色落ち
グレージュをブリーチなしでオーダーする場合、現状の髪の状態によって目指すべき工程が大きく異なります。
1. 完全な黒髪・バージン毛からのアプローチ
地毛の状態(4〜5トーン)から1回で染める場合、薬剤のリフト力(明るくする力)とティント(染料)の定着が同時に行われます。そのため、1回のカラーでは「6〜7トーンの落ち着いた暗めグレージュ」に仕上がります。一見すると黒髪に近い深みがありますが、日光や蛍光灯の下に出た際に赤みのない透け感が際立ち、就活生や厳格な職場の規定がある方にも適しています。
もし黒髪から最初から9トーン以上の「明るめグレージュ」をブリーチなしで目指す場合は、「ブリーチなしダブルカラー」という手法が選択肢になります。これは、1回目にライトナー(最も明るいアルカリカラー剤)で赤みを削りながら11〜12トーンまでベースを明るくし、2回目に濃いグレージュを被せる技法です。脱色剤特有の激しいダメージを避けつつ、1回染めでは不可能な透明感を引き出せます。
2. すでに退色した茶髪(8〜11トーン)からのアプローチ
すでに髪に明るさがある既染毛の場合、ベースにすでに隙間(色素の抜け)があるため、1回のワンメイクカラーで理想的なアッシュグレージュやオリーブグレージュを発色させることが可能です。このケースでは、過度に明るくする薬剤を使わず、低刺激な微アルカリ剤や弱酸性カラーで色素を補充できるため、手触りと艶を大幅に向上させられます。