インフルエンザに生涯かからない人の謎|最強の免疫か不顕性感染か

インフルエンザに生涯かからない人の謎|最強の免疫か不顕性感染かの見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

インフルエンザにかかりにくい人は、普段から風邪すらひかない傾向があります。発症しやすい人とそうでない人を分ける生理的な特徴には、いくつかの明確なパターンが存在します。

最大の防壁となるのが、鼻や喉の粘膜を覆う「気道粘液」と「線毛運動」の質です。健康な粘膜では、侵入したウイルスを粘液で捕らえ、線毛の細かな動きによって体外へと排出します。風邪をひかない人は、この物理的なバリア機能が極めて高く保たれており、唾液や鼻汁に含まれる「分泌型IgA抗体」の濃度が日常的に高いことが確認されています。

また、基礎体温の維持や腸内環境の多様性、口呼吸ではなく鼻呼吸が徹底されていることなど、粘膜を乾燥から守る生活基盤ができている点も共通しています。ウイルスが細胞膜の受容体に結合する前段階で排除できるかどうかが、感染を繰り返す人と無縁でいられる人の決定的な分岐点です。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。