魚たちが狂喜乱舞する魔法の時間――「朝マズメ」の科学と、激変する2026年の日本沿岸で仕留める極意
光の届き方が急激に変化するこの時間帯、水面下ではドラマが起きている。プランクトンが光を求めて浮上し、それを追うイワシやコノシロが動き出す。暗闇から薄明かりへと移り変わるグレーゾーンは、肉食魚にとって絶好の狩りの時間だ。己の姿を隠しつつ、視界が十分に確保されていない小魚を一方的に襲撃できるからである。
さらに、魚の視覚特性も関係している。多くの魚類は、薄暗い光の中で最もコントラストを認識しやすい。ルアーのアクションやカラーが最もアピール力を発揮する瞬間であり、これが「マズメ時はルアーを見切られにくい」とされる最大の理由だ。