水道水がそのまま飲める国は世界で何カ国?日本の実態と海外の最新事情
アメリカ合衆国では、環境保護庁(EPA)が安全飲料水法を定めており、公的には「水道水は飲用可能」とされています。ニューヨーク市のように、近郊の森林水源地から良質な水を引き込んでいる大都市では、そのまま水道水を飲む住民も多く存在します。
しかし、アメリカ全土で一律に安全かといえば、決してそうではありません。広大な国土ゆえに水源ごとの水質差が激しく、中西部や南部では農薬や鉱物成分が微量に含まれる地域もあります。また、過去にミシガン州フリントで発生した鉛汚染問題のように、古い鉛製給水管の腐食による健康被害リスクもゼロではありません。
現地のアメリカ家庭では、冷蔵庫に内蔵されたフィルター浄水器や、据え置き型の高性能浄水ポット(BRITA等)を通して飲むスタイルが定着しています。旅行者がアメリカを訪れる際も、ホテルなどの水道水を直接がぶ飲みするのではなく、市販の飲料水を用意するのが賢明です。