プロ直伝!失敗しない最初のかぎ針選びと挫折ゼロの上達レシピ
これからかぎ針を揃えるにあたって、避けて通れないのが国内二大メーカーの看板商品比較だ。手芸用品の総合トップであるクロバー株式会社が誇る「アミュレ」と、広島県西条の地で針作りの職人技を磨き続けてきたチューリップ株式会社の「エティモ」シリーズ。この2系統が、現在の市場における決定版として君臨している。
クロバーのアミュレは、ソフトで立体的なグリップが手に吸い付くようにフィットする。針先の丸みと溝の深さが絶妙で、糸をすくったときに編み目を割りにくい。号数ごとにグリップのカラーが鮮やかに色分けされており、作業中に視覚的にサイズを判別できる点も初心者から絶大な支持を集める理由だ。
対するチューリップのエティモは、シックなマット調のデザインと、滑らかさを極限まで追求したアルミ針部が特徴だ。独自の「dop(ドップ)」加工により糸のすべりが極めてスムーズで、長時間の連続作業でも手首や指先に余計な力が入らない。グリップはやや平らな面が設けられており、ペン持ち・ナイフ持ちのどちらの持ち方でも自然なポジションが決まる。入門セットとしての完成度は両者甲乙つけがたいが、ポップな視認性とホールド感を求めるならアミュレ、洗練された質感となめらかな針抜けを重視するならエティモを選ぶのが間違いのない選択だ。