誤審バッシングの裏で稼ぐ額は?プロ野球審判の過酷な年収と待遇

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近年、審判員を取り巻く環境は激変した。判定の正確性を担保するために導入されたリクエスト制度(ビデオ判定システム)は、彼らの技術とプライドをリアルタイムで白日の下に晒すことになった。

かつては「審判の判定は絶対」とされていたものが、現在はミリ単位のスロー映像で検証される。DAZNやパ・リーグTVといったインターネット配信プラットフォームの普及により、ファンも手元のスマートフォンでスーパースロー映像を即座に確認できる時代だ。少しでも不可解な判定があれば、SNS上で審判個人の名前が瞬時にトレンド入りし、激しいバッシングに晒される。

白井一行審判員をはじめとする著名なベテランたちであっても、球場内の異様な緊張感とデジタル時代の監視の目から逃れることはできない。1試合で約300球もの投球判定を下し、走者の足と野手のタッチのどちらが0.01秒早かったかを見極める作業は、極度の精神的疲労を伴う。どれほど完璧にこなしても称賛されることは少なく、たった一つのミスで全国的な批判を浴びる。彼らが手にする年俸には、この常軌を逸した精神的プレッシャーへの耐性料が含まれていると言っても過言ではない。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。