人造人間19号のモデルと強さの真相|悟空を追い詰めた戦慄と壮絶な最期

人造人間19号のモデルと強さの真相|悟空を追い詰めた戦慄と壮絶な最期の詳細解説を解説します。専門的な知識が満載です。

人造人間19号のビジュアルは、ドラゴンボールに登場する歴代の敵キャラクターの中でも際立って特異です。ふくよかな体型、白い陶器のような肌、頭頂部の丸い突起と帽子など、どこか玩具のような風貌を漂わせています。ファンの間では長年「実在の人物がモデルではないか」「中国のキョンシーや京劇がモチーフではないか」と囁かれてきましたが、公式設定資料集『ドラゴンボール大全集』第7巻によると、明確な設定が明かされています。

設定によれば、19号はかつてドクター・ゲロが壊滅させた敵軍の司令室に飾られていた「人形」をモデルにして製作されたとされています。つまり、17号や18号のように元となる人間の生体ベースが存在する「サイボーグ(改造人間)」ではなく、ゼロから金属と電子頭脳のみで組み上げられた「完全な人工知能型ロボット」です。

さらに、制作現場の舞台裏における「生みの親」の逸話も極めて有名です。鳥山明氏と歴代担当編集者の対談記録によると、人造人間編の連載開始当初、鳥山氏が満を持して登場させた19号と20号(ドクター・ゲロ)に対し、初代担当編集者である鳥嶋和彦氏から「やっと敵が出てきたと思ったら、ジジイとデブじゃないか。早く次の敵を出しなさい」という猛烈なダメ出しが入ったという実話が残されています。

この電撃的な指摘を受けたことで、鳥山氏は急遽17号と18号、さらにはセルへと敵役を次々に交代させていくシナリオの大転換を余儀なくされました。結果として19号の出番は短期間にとどまることとなりましたが、その突発的な制作変更こそが、ドラゴンボール人造人間編特有のスリリングな展開美を生み出す契機となりました。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。