雇用調整助成金の不正受給で摘発相次ぐ!社名公表を防ぐ緊急対応策
不正が認定された企業に即座に突きつけられるのが、厳しい返還命令だ。支給された受給額の全額返還に留まらず、不正受給額に対する2割の受給権剥奪違約金、さらに年3%から年5%前後の延滞金が上乗せされる。1億円の助成金を不正に受給していた場合、返還総額は一気に1億3000万円近くまで跳ね上がり、キャッシュフローは即座にショートする。
ただし、当局の立ち入り検査が入る前に企業自らが誤りや不正を認めて申し出る「自主申告」を行った場合、対応の流れは大きく変わる。自主申告を行った企業に対しては、分割納付の協議に応じる一定の猶予期間や、悪質性が低いと判断された際の処分軽減措置が考慮される余地が残されている。調査が入ってからでは手遅れになるため、早期の自主申告こそが自己防衛の唯一の道といえる。