東京湾の異変と進化する聖地、市原で今何が起きているのか?入場規制と黒潮大蛇行の影
黒潮の大蛇行が長期化し、東京湾の水温は平年を大きく上回る状態が続いています。かつてはアジやイワシ、サヨリといった定番魚種が中心だったこのエリアで、最近ではショゴ(カンパチの若魚)やシイラ、さらにはタチウオの姿が日常的に確認されるようになりました。バケツを覗き込む子供たちの歓声が、その変化を物語っています。
「まさかこんな場所でルアーを投げて、青物がガツンと来るとは思わなかった」。都内から毎週のように通う30代の会社員は、興奮気味にそう語ります。温暖化がもたらす恩恵と言うべきか、それとも生態系の崩壊の予兆なのか。釣り人たちの興奮の裏には、複雑な環境問題が横たわっています。