クジラを超える未知の巨体!科学界が暴く地球最大の生命体の正体
菌類が面積の王者なら、重量の王者はユタ州の魚湖国立森林公園に君臨する。広大なアスペン(アメリカヤマナラシ)の森、通称パンド (Pando)だ。
一見すると約4万7000本もの樹木が独立して林立しているように見える。だが実際には、これらすべてが地下深くでひとつの広大な根系によって連結されたクローン樹木群である。地上部は別々の幹に見えても、根はひとつ。総重量は約6000トンに達し、シロナガスクジラ約35頭分に匹敵する。
ナショナル ジオグラフィックの長期レポートでも度々特集されてきたこの巨木群は、山火事や氷期を生き延び、推定数万年にわたって命をつないできた。地下のネットワークを通じて水や栄養分を融通し合う姿は、個体という概念そのものを問い直す生命の奇跡だ。