大阪のFラン大学は本当にやばい?就職のリアルと2026年最新序列

大阪のFラン大学は本当にやばい?就職のリアルと2026年最新序列の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

ネット上の掲示板やSNSで頻繁に目にするのが、「摂神追桃(摂南大学・神戸学院大学・追手門学院大学・桃山学院大学)はFラン」という極端な言説です。受験生やその保護者を不安に陥れるこの噂ですが、実態を検証すれば明らかなデマであることが分かります。

大手予備校の入試難易度ランキングにおいて、摂神追桃の偏差値帯はおおむね42.5から52.5のレンジに位置しています。関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)や産近甲龍(京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学)に次ぐグループとして、関西圏の私立大学ピラミッドにおいて確固たる中堅上位ポジションを占めています。

では、なぜネット上でFラン扱いされる事態が生じるのでしょうか。そこには2つの歪んだ構造が存在します。

  • 匿名掲示板における過激な学歴インフレ:旧帝大や早慶、関関同立未満のすべての大学を「無価値」と切り捨てることで自己承認欲求を満たそうとするネットカルチャーの存在。
  • 過去の受験バブル期との比較:1990年代前半の第2次ベビーブーム期に受験を経験した親世代が、現在の少子化による入試倍率の低下を見て「自分の時代より入りやすくなった=Fラン化した」と早合点してしまうケース。

追手門学院大学が茨木総持寺キャンパスを開設してDX教育を推進したり、摂南大学が農学部や看護学部を擁する総合大学として地盤を固めるなど、摂神追桃の各校は巨額の教育投資を行い、ブランド力を高めています。関西の地方銀行や大手メーカーの子会社、中堅ゼネコンの採用現場において、摂神追桃は「学歴フィルターで落とされる対象」ではなく、「堅実な中堅層として積極的に採用される枠組み」に入っています。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。