兜町の風雲児・中江滋樹の栄光と転落!巨額詐欺と怪死の真相

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昭和最大の金融詐欺として歴史に刻まれる投資ジャーナル事件。中江が率いた投資ジャーナル社は、会員制の情報誌を通じて「絶対に儲かる推奨銘柄」を喧伝し、巨額の資金を集めた。

その巧妙極まる手口が「証券金融」の名を借りた預り金商法だった。「株を買う資金の数倍を融資する」と持ちかけ、顧客から保証金名目で現金を集積。だが、実際に株式が買い付けられることはなく、集まった金は中江らの仕手戦の軍資金や豪奢な私生活へと消滅していった。被害者は全国で数千人規模、被害総額は数百億円にのぼるとされる。

東京証券取引所のフロアでは、中江が仕掛ける銘柄に群がる仕手筋や一般投資家の欲望が交錯し、株価の乱高下が繰り返された。証券・金融業界の規制の網をあざ笑うかのような手口は、戦後日本の金融行政に極めて深刻な打撃を与えることとなった。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。