赤ちゃんを守る母乳保存の新常識!冷蔵・冷凍の期限とNg解凍法
冷凍ストックした母乳を授乳する際、絶対に避けるべきNG行為が存在します。その筆頭が「電子レンジを使った急速解凍や加熱」です。
母乳の電子レンジ加熱がNGとされる理由には、2つの重大なリスクがあります。1点目は、母乳に含まれる貴重な抗体(IgAなど)や酵素、ビタミン類などの熱に弱い栄養素が部分的な過加熱によって破壊されてしまう点です。2点目は、マイクロ波による加熱ムラで生じる「ホットスポット」です。容器の外側がぬるく感じられても、内部の一部が高温に達している場合があり、赤ちゃんの口腔内や食道を火傷させてしまう深刻な事故につながりかねません。
推奨される安全な母乳の解凍方法は湯煎または流水解凍です。冷凍パックを冷蔵庫に移して半日ほどかけて自然解凍するか、急ぎの場合はボウルに張ったぬるま湯(約40℃以下)に浸してゆっくりと温めます。熱湯を使うと熱変性が起きるため、必ず人肌程度の温度を守ることが大切です。
また、母乳は解凍後の再冷凍が不可である点も徹底してください。一度解凍した母乳は品質の劣化が進みやすく、細菌汚染の危険性が跳ね上がります。飲み残した母乳はもちろん、解凍後に使わなかった分も破棄するのが鉄則です。