対向車の眩しい光を撃退!夜道事故を防ぐ視界クリアなレンズ選択術
夜間の視認性を高める目的で昔から愛用されてきた黄色い眼鏡だが、ネット上では「イエローレンズで夜間運転すると交通違反になる」という噂が散見される。この真相を紐解くには、行政の基準と工学規格の双方を確認する必要がある。結論から言えば、色そのものが違法なのではなく、レンズの「光を通す割合」が法規制の対象となっているのだ。
日本の安全基準において決定的な役割を果たしているのが、日本産業規格 (JIS T 7333) だ。この規格では、夜間運転時に使用するメガネレンズの可視光線透過率を「75%以上」と厳格に規定している。国土交通省が定める道路運送車両の保安基準もこれに準拠しており、視界を著しく暗くする濃い色のサングラスを着用して夜間運転を行うことは道路交通法上の安全運転義務違反にあたるリスクがある。かつて市場に多く出回っていた濃いイエローレンズの製品は、透過率が70%以下に低下するものが多く、夜間使用が禁じられていた。しかし、最新のイエロー系・淡色カラーレンズの中には、高い透過率を維持しながら防眩性能を高め、日本産業規格 (JIS T 7333) の基準を完璧にクリアした安全な製品が数多く登場している。購入時は必ず透過率75%以上の表記を確認することが肝要だ。