メゾンタテルヨシノの閉店理由と現在|巨匠吉野建の軌跡と復活の真相
吉野建シェフの足跡は、日本のフランス料理の歴史そのものと言っても過言ではありません。鹿児島県・喜界島に生まれた吉野氏は、1979年に渡仏。数々の名立たる名店で修行を重ねた後、帰国して小田原に「ステラマリス」を開業し、一躍その名を轟かせました。
特筆すべきは、1997年に再び単身でパリへ渡り、自身の店「ステラマリス(Stella Maris)」をオープンさせた挑戦です。本場フランスの厳しい美食批評の中で正当なクラシックフレンチを貫き通し、2006年にミシュランガイド・フランス版で1つ星を獲得。本場の地で星を掴んだ日本人シェフの先駆者として、日仏の料理界に金字塔を打ち立てました。
帰国後も「タテル ヨシノ 芝」や銀座の各店舗を手掛け、後進のトップシェフたちを多数輩出。日本のガストロノミーを世界基準へと引き上げた功績は計り知れません。