にんにく収穫時期の見極め方!失敗しない葉枯れのサインと保存法
にんにく栽培において、掘り上げの時期を誤る代償は決して小さくありません。最大の判断基準となるのがにんにくの葉枯れ目安です。植物生理学上、にんにくは地上部の光合成によって作られた養分を、生育終盤にすべて地下の鱗球(球)へと送り込みます。この養分転流の完了を知らせるシグナルが、下葉からの黄変と枯死です。
収穫適期の合図は、「全体の葉のうち、下から数えて3分の2(全体の60〜70%程度)が茶色く枯れ、上部の葉2〜3枚にまだ青みが残っている状態」です。まだ青葉が半分以上残っている段階で収穫してしまうと、にんにく収穫が早すぎる影響として、鱗球の肥大が不完全で糖度や風味の乗りが悪くなるだけでなく、水分過多により乾燥工程で球が縮みやすくなります。
一方で、葉が完全に全部枯れ落ちるまで畑に放置することは極めて危険です。土壌中の過剰な湿気と地温の上昇に晒され続けると、外皮の繊維が分解されて破れ、にんにく収穫遅れの球割れ(裂球)を引き起こします。薄皮が弾けて割れ目が露出したにんにくは、土壌中のフザリウム菌などの病原菌に侵されやすく、掘り上げた数週間後には内部から黒変・腐敗して長期保存が一切効かなくなります。