青汁王子の逮捕理由はなぜ?脱税事件の全貌と判決・2026年現在の資産
三崎優太氏が社会的な注目と激震を同時に引き起こした発端は、2019年2月12日の早朝に遡ります。東京地検特捜部は、法人税法違反(脱税)および消費税法違反の容疑で、当時株式会社メディアハーツ(現・ファビウス株式会社)の代表取締役を務めていた三崎氏を電撃逮捕しました。
逮捕の直接的な理由は、架空の広告宣伝費を計上することによる意図的な所得隠しです。同社が販売した「すっきりフルーツ青汁」は、累計販売数1億本を超えるメガヒットを記録し、2017年期には年商130億円を突破する急成長を遂げていました。しかし、その急拡大に伴い発生した巨額の法人税負担を圧縮するため、不正な税務工作に手を染めることになります。
検察の起訴状および裁判資料によると、三崎氏は広告代理店などの取引先法人を介し、実体のない業務委託費や広告費を請求させる手口を用いていました。約14億6000万円の架空広告費を損金算入することで、2017年9月期までの2年間でメディアハーツ社の法人所得約8億3000万円を隠蔽。結果として、法人税約1億4000万円および消費税約4000万円(合計約1億8000万円)を免れたと認定されました。
当時の特番インタビューや自著『過去は変えられる』で語られた本人の告白によれば、急成長の裏で税務知識が追いつかず、周囲のコンサルタントやブローカーの指南を過信した甘さがあったと述懐されています。しかし、国税局査察部(通称・マルサ)と特捜部の綿密な内偵捜査により、周到に仕組まれたペーパーカンパニー経由の資金環流ルートは白日の下に晒される結果となりました。