King Gnu「白日」歌詞の真意とは?切ないフレーズに宿る制作秘話
多くのリスナーが「白日(はくじつ)」という言葉を聞いた際、真っ先に連想するのが「白日の下に晒す(はくじつのもとにさらす)」という慣用句でしょう。このフレーズは「隠されていた悪事や秘密を明るみに出す」という意味で使われるため、「白日=罪が暴かれること」と誤解されがちです。
しかし、本来の「白日」という言葉そのものは「照り輝く太陽」や「真昼の明るい光」、転じて「身の潔白」や「青天白日(心にやましいことが全くないこと)」を意味するポジティブで清廉な言葉です。
常田大希が本作のタイトルに「白日」を選んだ背景には、二重のメタファー(暗喩)が込められています。
- 「潔白の証明」:冤罪に苦しむ人々が自らの無実を証明し、陽の当たる場所へ戻ることへの祈り。
- 「雪のように真っ白なリセット願望」:過去の過ちや消せない記憶をすべて覆い隠してしまいたいという、人間の根源的な逃避願望。
MVが全編モノクロームで統一され、降り積もる雪のような静謐さを湛えているのも、この「白日」という言葉が持つ多層的な光と影を視覚的に表現した結果と言えます。