火災報知器の誤作動はなぜ起きる?即効の止め方と原因・119番基準
火の手がないにもかかわらず火災報知器が作動してしまう現象は、消防業界では「非火災報」と呼ばれます。ALSOKや防災設備専門業者の調査データによると、非火災報の背景には機器の構造と住環境が密接に関係しています。
一般家庭に設置される火災報知器は、検知方式によって主に「煙感知器(光電式)」と「熱感知器(差動式・定温式)」の2種類に大別されます。誤作動の多くは、寝室や階段、リビングに設置される煙感知器で発生しています。
光電式煙感知器は、内部の暗室に光を放ち、煙の微粒子に反射した光をセンサーが検知する仕組みです。そのため、煙でなくても「微細な水蒸気の粒」「綿ボコリ」「迷い込んだ小さな虫」が光を乱反射させると、機器は煙と認識して警報を発してしまいます。冬場の過剰な加湿や、梅雨時の高湿度とエアコン風の組み合わせは誤作動の典型例です。
また見落とされがちなのが「電池切れの警告音」です。火災警報が「ウー、ウー、火事です」と激しく連呼するのに対し、電池切れの場合は「ピッ…ピッ…」と数十秒から1分間隔で単発の電子音が鳴り、赤色LEDが点滅します。これを火災警報と混同して慌てるケースが多発しています。