満年齢とは何歳?数え年との違いや誕生日前日に歳をとる法律の真相

満年齢とは何歳?数え年との違いや誕生日前日に歳をとる法律の真相についての真相をご紹介します。

インターネット上の掲示板やSNSで定期的に議論されるのが、「うるう年(2月29日)に生まれた人は4年に1度しか歳をとらないのか」という疑問である。もちろん、現実の法社会において加齢が4年間停止することはない。

前述の「年齢計算ニ関スル法律」および民法143条第2項の規定により、うるう年生まれの人が平年(うるう年以外の365日の年)にいつ歳をとるのかは明確に決まっている。平年には2月29日という暦日が存在しないため、期間満了日は「その月の末日」、すなわち2月28日の午後12時(24時)となる。したがって、2月29日生まれの人は平年であっても2月28日が終了した瞬間に法的に1歳加齢しており、3月1日の午前0時を迎えた時点ですでに新しい年齢に達している。

この解釈は司法試験や公務員試験の民法総則でも頻出の論点であり、昭和54年4月19日の最高裁判所判決などでも「期間満了による権利義務の発生」について厳格な暦計算が支持されている。都市伝説として語られる「2月29日生まれは法律上不利になる」といった言説は完全な誤解である。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。