舌を噛んだ傷を早く治す方法と応急処置|激痛や止血の対処法を解説

舌を噛んだ傷を早く治す方法と応急処置|激痛や止血の対処法を解説をスムーズに進めるための専門的なアドバイスを解説します。

舌を強く噛んでしまった瞬間、反射的に洗面所へ駆け込んで冷たい水でブクブクとうがいをしたくなるのが人間の心理です。しかし、歯科医師の榮先生らが警告するように、受傷直後の強いうがいは絶対に避けなければならない最大のNG行動です。傷口から出た血液は、血小板とフィブリンの働きによって「血餅(けっぺい)」と呼ばれるゼリー状の血の塊を作り、天然の絆創膏として止血と組織修復を始めます。ここで激しいうがいを繰り返すと、形成されかけた血餅が水流で洗い流され、毛細血管が再び露出して出血が止まらなくなってしまいます。

まずは深呼吸をして落ち着き、以下の医学的根拠に基づいた舌の傷の圧迫止血の正しいやり方を実践してください。

① 手指を徹底的に洗浄する
口腔内に触れる前に、ぬるま湯と石鹸で1分間しっかりと手を洗います。口内は非常にデリケートな粘膜であり、汚れた手で触れると傷口から細菌が侵入して化膿の原因になります。

② 清潔なガーゼまたはティッシュで圧迫する
滅菌ガーゼ(なければ清潔なティッシュペーパー)を患部に当て、指先で舌を上下から挟み込むようにして3分〜5分間、休まずしっかり圧迫を続けます。この際、傷口をこすったり、何度もガーゼを外して血が止まったか確認したりせず、一定の圧力で押し続けるのがコツです。

③ 氷で冷やして血管を収縮させる
拍動性の強い痛みや出血がにじみ出る場合は、ガーゼの上から小さな氷片を含んで患部を冷やすと効果的です。寒冷刺激によって局所の血管が収縮し、止血が促されると同時に神経の興奮が鎮静化して激痛が和らぎます。

血が止まった後は、唾液を過剰に吐き出さず、安静を保ちましょう。受傷後数時間は熱い飲み物やアルコール、入浴など血流を急激に促す行動を控えることが、再出血を防ぐ決定打となります。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。