宮崎新婚旅行はなぜ再燃?昭和ブームの真実と2026年最新ガイド
宮崎がハネムーンの目的地として選ばれ続けてきた背景には、日本神話の黎明期から続く「夫婦の絆」への信仰があります。日南海岸国定公園の美しい海岸線を南下するルートには、ふたりの門出を祝うにふさわしい祈りの場が点在しています。
旅の起点として外せないのが、周囲約1.5kmの小島全体が国の特別天然記念物「亜熱帯性植物群落」に覆われた青島神社です。島を囲む奇岩「鬼の洗濯板」の波状岩を渡って参道を進むと、鮮やかな朱塗りの社殿が現れます。主祭神は山幸彦こと彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)と豊玉姫命(とよたまひめのみこと)。神話において海宮で結ばれたふたりを祀ることから、古くより縁結びや安産、夫婦円満の強力なご利益で知られています。鬱蒼と茂るビロウ樹のトンネルを抜けた奥宮「元宮」では、ふたりの願いを込めて「産霊紙縒(むすびこより)」を夫婦ビロウに結ぶ神聖な儀式が、今も多くのカップルに選ばれています。
青島から日南海岸国定公園の絶景シーサイドウェイをさらに南へ進むと、青い海と空を背景に7体の巨石が並ぶサンメッセ日南のモアイ像が視界に飛び込んできます。イースター島の長老会から世界で唯一、正式な復刻を認められた完全再現モアイ像であり、右から2番目の像は金運、左から3番目の像は恋愛運にご利益があるとされ、ふたりで並んで記念撮影を楽しむ定番のビュースポットです。
さらに南下した先、太平洋の荒波が打ち寄せる断崖の洞窟内に鎮座するのが鵜戸神宮です。主祭神である鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)が誕生した洞窟内に本殿が構えられており、安産や育児、家庭円満の神として篤い信仰を集めています。ここで外せない名物が、男性は左手、女性は右手で粘土素焼きの玉を投げ入れる「運玉投げ」です。亀の形をした岩(亀石)の背中にある直径数十センチの窪みめがけて願いを込めて投じ、見事に入れば願いが叶うと伝わります。波しぶきの轟音の中、ふたりで一喜一憂しながら運玉を投げる時間は、一生色褪せない旅のハイライトとなります。