服についた墨汁の落とし方完全ガイド!時間がたった頑固な汚れも落ちる裏技
帰宅後に気づいて完全に乾いてしまった墨汁や、数日放置してしまった頑固な汚れであっても、カーボン粒子を繊維から「物理的に剥がし取って吸着させる」アプローチをとれば、驚くほど綺麗に落とすことが可能です。
裏技1:でんぷんの粘着力で絡め取る「ご飯粒+台所用洗剤」
昔から伝わる知恵でありながら、科学的にも非常に理にかなっているのがご飯粒を使った落とし方です。ご飯に含まれるアミロースやアミロペクチンといったでんぷん質は、乾燥する過程で強力な粘着力を発揮し、繊維の隙間に入り込んだカーボン粒子を包み込んで引き剥がします。
炊いたご飯数粒に台所用中性洗剤を1〜2滴混ぜ、指先で練り合わせてペースト状にします。これを墨汚れの上に塗り込み、ヘラやスプーンの背でしっかりと繊維に押し付けながら揉み込みます。ご飯が墨を吸って灰色〜黒色に変色したらヘラでこそぎ落とし、新しいご飯ペーストで同じ作業を2〜3回繰り返します。最後にぬるま湯ですすぐことで、繊維を傷めずに墨を浮かせることができます。
裏技2:研磨力とアルカリの相乗効果「歯磨き粉+マジックリン」
化学繊維や綿の体操服・白無地シャツについた強固な墨汚れには、住居用アルカリ性洗剤(マジックリンなど)と粒子の細かい歯磨き粉(研磨剤入り)を組み合わせる裏技が威力を発揮します。
アルカリ性洗剤が墨汁の定着剤(膠や合成樹脂)を強力に分解・軟化させ、歯磨き粉に含まれる微小な研磨剤成分が繊維の隙間からカーボン粒子を物理的に掻き出します。汚れの下に汚れてもよいタオルを敷き、使い古した歯ブラシで「トントン」と叩くように叩き出していくのが繊維を傷めないコツです。
裏技3:弱アルカリ性固形石鹸の王道「ウタマロ石鹸+オキシクリーン」
泥汚れや頑固な皮脂汚れに定評のあるウタマロ石鹸の使い方を応用するのも王道の手法です。ウタマロ石鹸は弱アルカリ性で適度な硬度があり、繊維の奥まで高濃度の界面活性剤を直接塗り込める利点があります。
ぬるま湯で湿らせた汚れ部分にウタマロ石鹸を直接塗りつけ、優しく揉み洗いして黒い泡をしっかりと洗い流します。その後、40〜50℃のお湯に規定量のオキシクリーン(粉末酸素系漂白剤)を溶かした溶液に30分〜1時間ほど浸け置きすることで、墨汁以外の皮脂汚れや定着促進成分を徹底分解し、衣類本来の白さを取り戻す仕上げが可能です。