ミニトマトが赤くならない原因と対策|積算温度と追肥・摘芯の裏ワザ

ミニトマトが赤くならない原因と対策|積算温度と追肥・摘芯の裏ワザに関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

秋の気温低下や台風の接近、株の寿命などにより「これ以上樹上に置いておけない」という場合は、ミニトマトを緑のまま収穫して室内で追熟させる手法が有効です。その際、鍵を握るのが植物ホルモンである「エチレンガス」です。

エチレンガスは果実の成熟や着色を促すガス状のホルモンであり、リンゴやバナナから大量に放出されることが知られています。追熟を成功させる具体的なステップは以下の通りです。

  1. 収穫する果実の選別:完熟していない実の中でも、果頂部が白っぽく抜けてきた「ブレーカー期(色づき始め)」以降の実を選びます。濃い緑色でカチカチの未熟果は追熟しにくいため注意が必要です。
  2. ポリ袋への同封:収穫したミニトマトと、エチレン放出量の多いリンゴ(または熟したバナナ)1個を透明なポリ袋に入れます。
  3. 温度管理と密閉:袋の口を軽く縛り、直射日光の当たらない20〜25℃の常温の室内に静置します。冷蔵庫に入れると低温障害を起こして着色が止まるため厳禁です。

この処置を行うことで、樹上に残すよりも早く、早ければ3〜5日、遅くとも1週間程度で緑の果実が鮮やかな赤色へと均一に変色します。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。