ちびまる子ちゃん佐々木のじいさん実在モデルの真実と知られざる裏設定
「町中の木を無償で世話し続ける老人が本当にいたのか」という疑問は、長年ファンの間で語り継がれてきました。結論から言えば、佐々木のじいさんには実在モデルが存在します。
原作者のさくらももこさんが遺したエッセイ『たいのおかしら』や各種インタビューの記述によると、静岡県清水市にあったさくらさんの生家の近所に、実際に「佐々木茂男」さんという男性が実在していました。実際の佐々木さんも、アニメの描写そのままに植物や木々をこよなく愛し、町内の緑地や街路樹を自主的に手入れしていた地域の名士だったと記録されています。
さくらももこさんは少女時代、見返りも求めずただ木々の健康を願ってハサミを握る佐々木さんの姿を日常の風景として観察していました。のちに漫画家としてデビューした際、「清水の日常に欠かせない愛すべき風景の象徴」として作品世界へ登場させました。モデルとなったご本人もアニメ化に際して快諾し、自分の名前と姿がお茶の間に広まることを温かく見守っていたという、昭和の地方都市ならではの温情あふれる舞台裏が残されています。