上皇陛下の現在とご体調は?仙洞御所の暮らしから退位の真相まで徹底解説
90代半ばに差しかかられた上皇陛下のご健康状態について、宮内庁発表および報道各社の取材データを整理すると、年齢相応の衰えと向き合いながらも、極めて慎重かつ手厚い医療管理のもとで落ち着いた日々を維持されていることが分かります。
近年における最大の健康課題は、心臓の機能に関する管理です。宮内庁の定期健康診断および専門医療チームによる精密検査により、上皇陛下は「無症候性心筋虚血」との診断を受けられました。これは自覚症状がないまま心筋への血流が一時的に不足する病態であり、過去に受けられた冠動脈バイパス手術の経過観察も含め、2回にわたる検査入院を経て適切な薬物治療が継続されています。侍医団の発表によると、心不全の兆候を示す血液マーカーの数値などもコントロールされており、病状は比較的安定した状態で推移しています。
また、右目の白内障および緑内障の手術を受けられた経緯もあり、視野や歩行のバランスには細心の注意が払われています。仙洞御所の敷地内では、上皇后美智子さまと手を取り合いながら毎日約15分から20分程度のウォーキングを欠かさず行われ、筋力の維持に努められています。かつて全国を巡幸された強靭な体力からは緩やかに変化しているものの、主治医チームとの緊密な連携によって「無理のない健康的な老後」が設計されています。