ラムとマトンの違いを徹底解説!月齢・味・栄養とジンギスカンの選び方

ラムとマトンの違いを徹底解説!月齢・味・栄養とジンギスカンの選び方の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

食肉としての羊は、主にオーストラリアやニュージーランドなどの主要生産国が定める国際基準(Aus-Meat基準など)に基づき、「月齢」と「永久歯の生え具合」によって明確に分類されています。単なる生育期間の長短だけでなく、歯の生え変わりという骨格的な成熟度が肉質に直結しています。

生後1年未満で永久門歯がまだ生えていない子羊の肉を「ラム(Lamb)」と呼びます。筋肉繊維が非常に細かく水分量が多いため、肉質はきわめて柔らかく、特有のクセや香りも極めて穏やかです。初めて羊肉を口にする人でも牛肉や豚肉に近い感覚で楽しめるため、世界中のファインダイニングで重宝されています。

対して、生後2年以上が経過し、永久門歯が2本以上生え揃った成羊の肉が「マトン(Mutton)」です。十分に成長した筋肉組織は引き締まり、運動量と牧草の摂取量が増えることで、赤身には濃厚な旨味成分が蓄積されます。また、羊特有のフレーバーがしっかりと感じられるようになり、力強いコクを持った肉へと変化します。

さらに、日本の羊肉ファンの間で熱狂的な支持を集めているのが、ラムとマトンの中間に位置する「ホゲット(Hogget)」です。おおむね生後1〜2年未満、永久門歯が1〜2本生えた時期の羊肉を指します。ラムの持つ柔らかさとマトンの深い旨味を絶妙なバランスで併せ持っており、流通量が極めて少ないことから「幻の羊肉」としてグルメ層の間で高値で取引されています。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。