「違うだろー」絶叫から現在|豊田真由子の知られざる真相と再評価の理由
騒動のピークとなったのが、入院生活を経て行われた2017年9月18日の単独謝罪記者会見でした。報道陣がすし詰め状態となった会場に現れた豊田氏は、かつての派手なピンク色のスーツではなく地味な濃紺の装いに身を包み、深々と頭を下げ続けました。
約96分間に及ぶ会見で、豊田氏は「本当に申し訳ございませんでした」と何度も声を詰まらせて涙を流し、被害を受けた元秘書に対する謝罪と反省の弁を繰り返しました。しかし、記者団からの厳しい追及に対し、「精神的に錯乱していた」「暴行の意図はなかった」といった趣旨の弁解が混ざったことで、当時の世論は「保身のための演技ではないか」と冷淡な反応を示しました。
その直後に行われた2017年10月の第48回衆議院議員総選挙に、豊田氏は埼玉4区から無所属で出馬します。「ゼロからのスタート」を掲げ、辻立ちで頭を下げ続ける姿が報じられたものの、市民の反応は厳しく、当選した自民党候補の8万票超に対し、豊田氏はわずか1万7,635票にとどまり落選。元秘書側との間では後に傷害・暴行容疑について不起訴(起訴猶予)処分となり、民事上の示談も成立しましたが、政治家としての生命線は完全に絶たれたかに見えました。